園芸療法ってなに?
園芸療法が本格的に日本に紹介されたのは、1990年初頭です。その後、30年が過ぎました。この間には、数多くの研究グループが結成され、医療・福祉関係の施設でも実践が始まり、大学や専門学校で園芸療法を学ぶ機会が創出されるなど、日本における園芸療法に大きな進展がみられました。
日本園芸療法学会では、園芸療法とその実践者である園芸療法士を次のように考えています。
園芸療法とは、「医療や福祉分野をはじめ、多様な領域で支援を必要とする人たち(療法的かかわりを要する人々)の幸福を、園芸を通して支援する活動」であり、園芸療法士とは、「これを実践するために欠かせない豊かな人間性と高度の知識・技術をもつ専門家」と定義しています。